向勢(こうせい)と背勢(はいせい)
直筆(ちょくひつ)で、しかも向勢にかかれたもの。相対する二本の縦画が互いに外側へふくらむように向き合った書風。「孔子廟堂碑」はその代表的なもの。
側筆(そくひつ)とは、少し筆を傾けて書くこと。側筆で、しかも背勢(はいせい)でかかれたもの。相対する二本の縦画が互いに背を向け合うように書かれた書風。「九成宮醴泉銘」はその代表的なもの。
両者とも、正反対の書き方であり、それぞれに特徴があって、おもしろい。
向勢は、内に強さを秘め、外観には、丸みを帯びて、温厚さをかもし出す。
かたや、背勢は、人間でいうと、スマートでスリムでかっこいい。スーパーモデル並みである。そして、切れ味を見る人に印象づける。
どちらも、その良さを活かそうとする点において、すぐれている。
二人の対照的な人生も、下記よりのぞいてみるのも、興味深い。
虞世南 (向勢)
欧陽詢 (背勢)
毎日、暑いですね~。今年の夏は、24時間エアコンをつけておかないと、熱中症になりそうです。特に『奥の細道』に取り組んでいてうまく書けない時は血圧も上がってしまいます。血圧の薬も飲んでいるのですが、、、書道 教秀 https://www.kyoushhu.com/
-
向勢(こうせい)と背勢(はいせい) 直筆 (ちょくひつ)で、しかも向勢にかかれたもの。相対する二本の縦画が互いに外側へふくらむように向き合った書風。「孔子廟堂碑」はその代表的なもの。 側筆(そくひつ)とは、少し筆を傾けて書くこと。側筆で、しかも背勢(はいせい)でかかれた...
-
塚も動け わが泣く声は 秋の風 Thukamo ugoke waga nakukoe wa aki no kaze つかもうごけ わがなくこえは あきのかぜ 【教秀の意訳】 どんなにか無念であったろうなー、一笑。おまえに一目会いたかった。わたしの鳴く声は秋の風のようにもの...
-
唯我独尊 (ゆいがどくそん)とは、釈迦が誕生した時に言ったとされる言葉である。 釈迦は 摩耶夫人 の右脇から生まれたとされるが、七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさして「 天上天下唯我独尊 」(てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)と言った、という伝説から出てきたもので、しばし...