平均寿命はある集団に生まれた人間が平均して何年生きられるかの期待値であり、0歳児の平均余命であるとも言える。 具体的な計算法は、各年齢の人間の年間死亡率を求め、今年生まれた人間の人口がこの死亡率に従って毎年どれだけ死亡するかを求める。このシミュレーションでそれぞれの死亡した年齢を平均したものが平均寿命となる。
平均寿命は一般に先進国の方が開発途上国より長いが、これは発展途上国の新生児死亡率が先進国よりはるかに高いことが原因と考えられる。 新生児死亡は死亡年齢の低さから平均値を大きく引き下げる働きがあるからである。 また、戦争などで一時的に若者が多く死亡した場合、一時的に平均寿命が低くなる。 若年層の死亡率がその時期だけ高くなり、同じく平均を強く引き下げることによる。
平均寿命の長さが長くなると同時に、肉体の老齢化の進み具合も小さくなっている。日本国において、かつては50歳が定年であったが、それが55歳、60歳と延長され、さらには65歳まで延長される趨勢にあるのは、そのひとつの例である。しかしながらそのスピードは平均寿命の伸びには届かず、労働人口の増加以上に非労働人口(高齢者)の増加が著しく、その生活を若年層が支えていくために負担が大きくなる傾向にある。平均寿命の延長は「老齢時代の長期化」に近い。
国別平均寿命ランキング
以下、世界保健機関(WHO)の世界保健報告発表による。
2008年の統計のうち、平均寿命が80歳以上の国々は日本、スイス、サンマリノ、オーストラリア、モナコ、アイスランド、イタリア、スウェーデン、スペイン、フランス、カナダ、アンドラ、イスラエル、シンガポール、ノルウェー、ニュージーランド、オーストリアの順で17カ国。
日本の平均寿命は82.6歳で世界一。
日本の女性の平均寿命は85.99歳で世界一。2位香港85.4歳、3位フランス84.1歳と続く。
日本の男性の平均寿命は79.19歳で世界3位。1位はアイスランドで79.4歳、2位香港79.3歳。2006年統計まで男女とも「長寿世界一」だったが、2005年には男性寿命79歳で2位だった。
平均寿命が最短なのは男性がシエラレオネ、女性がスワジランドで、それぞれ37歳。