2010年11月1日月曜日
おくのほそ道 1
月日(つきひ)は百代の過客(かきゃく)にして、行(ゆき)かふ年(とし)もまた旅人也。舟の上に生涯(しょうがい)をうかべ馬の口とらへて老(おい)を迎ふる物は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲(へんうん)の風(かぜ)にさそはれて漂泊(ひょうはく)の思ひやまず、海濱(かいひん)にさすらへ、去年(こぞ)の秋江上(あきこうじょう)の破屋に蜘(くも)の古巣(ふるす)を払ひて、やゝ年も暮(くれ)、春立てる霞(かすみ)の空(そら)に、白川の関越えんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神(どうそじん)のまねきにあひて取(とる)もの手につかず、もゝ引の破(やぶ)れをつゞり笠の緒付かえて、三里(さんり)に灸(きゅう)すゆるより、松島の月先(まず)心にかゝりて、住(すめ)る方は人に譲り、杉風(さんぷう)が別墅(べつしょ)に移るに、
草の戸も 住み替わる代ぞ 雛の家
面(おもて)八句(はっく)を庵(いおり)の柱に懸置(かけおく)。
教秀 朗読
毎日、暑いですね~。今年の夏は、24時間エアコンをつけておかないと、熱中症になりそうです。特に『奥の細道』に取り組んでいてうまく書けない時は血圧も上がってしまいます。血圧の薬も飲んでいるのですが、、、書道 教秀 https://www.kyoushhu.com/
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向勢(こうせい)と背勢(はいせい) 直筆 (ちょくひつ)で、しかも向勢にかかれたもの。相対する二本の縦画が互いに外側へふくらむように向き合った書風。「孔子廟堂碑」はその代表的なもの。 側筆(そくひつ)とは、少し筆を傾けて書くこと。側筆で、しかも背勢(はいせい)でかかれた...
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塚も動け わが泣く声は 秋の風 Thukamo ugoke waga nakukoe wa aki no kaze つかもうごけ わがなくこえは あきのかぜ 【教秀の意訳】 どんなにか無念であったろうなー、一笑。おまえに一目会いたかった。わたしの鳴く声は秋の風のようにもの...
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唯我独尊 (ゆいがどくそん)とは、釈迦が誕生した時に言ったとされる言葉である。 釈迦は 摩耶夫人 の右脇から生まれたとされるが、七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさして「 天上天下唯我独尊 」(てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)と言った、という伝説から出てきたもので、しばし...